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豪・利上げ観測が強まるかどうか注視か

豪・利上げ観測が強まるかどうか注視か

豪・利上げ観測が強まるかどうか注視か

2024.06.26

今後の主な経済指標

  1. 1 豪・消費者物価指数
  2. 2 米・5年債入札

昨日の米国市場は、米調査会社コンファレンス・ボードが6月の米消費者信頼感指数を発表。結果は市場予想(100.0)とほぼ変わらず100.4だった。発表後、ユーロドルは1.07032から1.06904まで下落。先月の月足の終値を下回った後、下落が加速するか見極めたい。また、金/米ドルはこのまま今月の月足が陰線で終えるか注目したいところ。

アジア・オセアニア市場は、日・韓で日韓財務対話が開かれ、日本円と韓国のウォンの値下がりに深刻な懸念を共有。鈴木財務大臣は「行き過ぎた動きには適切な対応をしていく」と市場をけん制。ドル円が160円台に迫っていることに対し、市場には為替介入への警戒感が続いている。一方、豪・ウエストパック銀行とメルボルン研究所が6月のオーストラリア消費者信頼感指数を発表。結果は前月比1.7%上昇の83.6と、近く実施される減税への期待を背景に改善した。

本日の指標は、10:30に豪・消費者物価指数(CPI)、15:45に仏・消費者信頼感指数、23:00に米・新築住宅販売件数、23:30に米・週間原油在庫、26:00に米・5年債入札が予定されている。豪・CPIの結果次第では利上げ観測が強まる可能性があることに注視したい。

水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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