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2025.03.14
昨日の米国市場は、米労働省が3月8日までの1週間の新規失業保険申請件数を発表。結果は市場予想(22万5,000件)を下回り、前週比2,000件減の22万件だった。一方、連邦政府の歳出削減や貿易戦争の激化が労働市場に不安をもたらしている。また、2月の生産者物価指数(PPI)の結果は、市場予想(+0.3%)を下回り前月比0%と、1月の+0.6%から大幅に鈍化。前年比でも1月の+3.7%から低下し、24年7月以来の最低水準となった。
アジア市場は、日銀の植田和男総裁が参院財政金融委員会で、「輸入インフレの収束と賃金上昇の継続により実質賃金や消費の改善が見込まれる」と発言。また、人手不足感の強まりにより賃金・物価が上がりにくい慣行や考え方に変化が出てきていると指摘し、この変化が2%の物価目標達成に重要だと強調した。これらの発言を受け長期金利が上昇。円買いが緩やかに進み、ドル円は147.574まで下落した。
本日の指標は、6:30にNZ・製造業PMI、16:00に英・GDP、英・鉱工業生産、16:45に仏・消費者物価指数、23:00に米・ミシガン大学消費者信頼感指数が予定されている。円買いが継続するか注目したい。