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2025.03.07
昨日の米国市場は、米労働省が3月1日までの新規失業保険申請件数を発表。結果は前週比2.1万件減の22.1万件だった。市場予想(23.5万件)も下回った。輸入関税や連邦政府支出削減の影響はあるものの、労働市場の安定が示された。一方、ラトニック米商務長官が「トランプ大統領はUSMCAの全製品関税を延期する可能性が高い」と発言すると、下落していた米株が急速に買い戻され、米10年債利回りは4.34%まで上昇した。
欧州市場は、欧州中央銀行(ECB)は理事会で、5会合連続となる政策金利の引き下げを決定。中銀預入金利を0.25%引き下げ、2.50%とした。ラガルド総裁が「物価上昇率の鈍化は順調」と自信を見せたが、焦点はインフレから欧州経済の弱さへと移行している。トランプ米大統領の関税政策により不確実性が高まり、ECBは2025年・2026年の成長見通しを下方修正した。
本日の指標は、18:30に欧・ラガルドECB総裁の発言、22:30に加・失業率、米・雇用統計:非農業部門雇用者数、26:30に米・パウエルFRB議長の発言、27:30に米・トランプ大統領の発言が予定されている。米・雇用統計の結果に注目したい。