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2025.02.28
昨日の米国市場は、米労働省が2月22日までの1週間の新規失業保険申請件数を発表。結果は市場予想(22万1000件)を上回り、前週比2万2000件増の24万2000件だった。イーロン・マスク氏率いる政府効率化省(DOGE)による連邦職員大量解雇の影響はまだ見られなかった。一方、米商務省が24年第4四半期の実質GDP改定値を発表。結果は年率2.3%増と速報値から変更なし。前期(3.1%増)からは減速し、成長鈍化が続くとの懸念が広がった。
欧州市場は、欧州中央銀行(ECB)が1月理事会の議事要旨を公表。利下げ見送りは需要を過度に抑制するとの懸念から、物価下振れリスクへの警戒が示された。市場では3月6日の理事会でも追加利下げの可能性が高いと見られている。一方、トランプ米大統領がSNSで「3月4日にメキシコ・カナダへの関税発動、中国にも10%の追加関税を課す」と投稿。これを受け、関税政策への警戒感が強まりドル買いが進行。ユーロドルは1.03968まで下落した。
本日の指標は、8:30に日・東京都区部消費者物価指数、22:00に独・消費者物価指数、22:30に加・GDP、米・個人所得が予定されている。月末の手仕舞いの値動きに注意したい。