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2025.01.16
昨日の米国市場は、米労働省が昨年12月の消費者物価指数(CPI)を発表。結果は前年同月比+2.9%と、予想通り3カ月連続で加速したが、エネルギーと食品を除くコア指数は前年比+3.2%と市場予想(+3.3%)を下回った。この結果、米インフレ再加速への懸念が後退し、米長期金利が大幅に低下。ドル売りが優勢となり、ドル円は一時155.932まで下落した。米連邦準備理事会(FRB)は追加利下げの時期を慎重に探る方針。
欧州市場は、英・国立統計局(ONS)が昨年12月の消費者物価指数(CPI)を発表。結果は市場予想(+2.6%)を下回り前年同月比+2.5%と、11月の+2.6%から予想外に減速。インフレの長期化によりイングランド銀行の利下げペースが遅れる懸念が高まり、英国の長期金利は上昇。この影響で投資家は英国国債を大量に売却しており、インフレ率の高さが経済成長や財政に悪影響を及ぼすとの不安が広がっている。
本日の指標は、9:30に豪・失業率、16:00に英・GDP、21:30に欧・ECB理事会議事要旨公表、22:30に米・新規失業保険申請件数、米・小売売上高が予定されている。米・小売売上高の結果に注目したい。