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休場明け&週末の値動きに注意か

休場明け&週末の値動きに注意か

休場明け&週末の値動きに注意か

2024.12.27

今後の主な経済指標

  1. 1 日・日銀金融政策決定会合における主な意見の公表
  2. 2 米・週間天然ガス貯蔵量

昨日の米国市場は、米労働省が米企業の解雇動向を映す12月15〜21日の週間の新規失業保険申請件数を発表。結果は市場予測(22万5,000件)を下回り21万9,000件と、前週から1,000件の減少となった。1カ月ぶりの低水準となり、冷え込みつつあるものの依然として堅調な労働市場と整合した。一方、失業保険申請件数は11月末の感謝祭以降、不安定に推移しているものの、これはホリデーシーズン向けの臨時労働者の増加に伴う季節性の問題によるものだとエコノミストは見ている。

また、昨日はクリスマス翌日で多くの国が休場のため、大きな値動きのない相場となった。ビットコイン/米ドルは1時間足の200SMAに上値を抑えつけられており、92,300を下回るともう一段の調整下落となる可能性が見えてくる。一方、金/米ドルは4時間足の200SMAで上抜けると上昇の勢いが出てくる可能性がある。

本日の指標は、8:50に日・日銀金融政策決定会合における主な意見の公表、14:00に日・住宅着工戸数、22:30に米・卸売在庫、24:30に米・週間天然ガス貯蔵量が予定されている。多くの国が休場明けの週末を迎えるため、突発的な値動きには注意したい。

水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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