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クリスマス明けの米ドルの動向に注目か

クリスマス明けの米ドルの動向に注目か

クリスマス明けの米ドルの動向に注目か

2024.12.26

今後の主な経済指標

  1. 1 米・新規失業保険申請件数
  2. 2 米・週間原油在庫

昨日のアジア市場は、日銀の植田和男総裁が経団連の審議員会で講演。経済や物価情勢の改善が続けば政策金利の引き上げと金融緩和の調整が必要になるとの見解を示した。しかし、調整のタイミングやペースについては具体的な言及を避け、今後の経済・物価・金融情勢に左右されると述べた。また、国内外のリスク要因を注視する姿勢を示し、米国の政策運営は米国内の経済や物価だけでなく、世界経済や国際金融資本市場にも重大な影響を及ぼす可能性があると強調。特に、春闘の動向が日本の賃金上昇に与える影響を重要視しており、国内外の経済環境を総合的に判断して政策を進める意向を示した。

昨日はクリスマスで日本以外のほぼ全ての国が休場のため、ほぼ値動きのない相場となっている。ビットコイン/米ドルもレンジの動きとなり、日足はコマ足で終えている。ここ数日は陰線が続いているものの、週足は20SMAより上に位置しており、まだまだ上昇の勢いは衰えていない。

本日の指標は、14:00に日・住宅着工戸数、22:30に米・新規失業保険申請件数、25:00に米・週間原油在庫、27:00に米・7年債入札が予定されている。クリスマス翌日で多くの国が休場の中、米ドルの動向に注目したい。

水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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