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2024.12.02
先週末の欧州市場は、欧州連合(EU)統計局が11月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)を発表。結果は市場予想と一致し、前年同月比2.3%上昇と、前月の2.0%から加速した。一方、英中銀(BOE)の金融安定報告書が公表され、世界貿易への打撃や政策協調の欠如が成長を抑制し、市場のボラティリティを助長するリスクがあると警告していることが明らかになった。ユーロドル、ポンドドルともに月足は2カ月連続の陰線となっている。
アジア市場は、日・総務省が11月の東京都区部消費者物価指数を発表。結果は市場予測(2.1%)を上回り、生鮮食品を除く総合で前年同月比2.2%上昇と、3カ月ぶりに伸び率が拡大した。政府の電気・ガス代補助金縮小が影響し、エネルギー価格が物価上昇を押し上げる要因となっている。ドル円、ユーロ円、ポンド円ともに月足は陰線で終えており、円の強さが浮き彫りとなっている。
本日の指標は、9:30に豪・小売売上高、18:00に欧・製造業PMI、18:30に英・製造業PMI、24:00に米・ISM製造業景況指数、29:15に米・ウォラーFRB理事の発言が予定されている。円買いの流れが継続するか、月初めの値動きに注目したい。