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米・雇用統計の結果による米ドルの方向性に注目か

米・雇用統計の結果による米ドルの方向性に注目か

米・雇用統計の結果による米ドルの方向性に注目か

2024.10.04

今後の主な経済指標

  1. 1 米・雇用統計
  2. 2 米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言

昨日の米国市場は、米サプライマネジメント協会(ISM)が9月の米非製造業景況感指数を発表。結果は市場予想(51.8)も上回り54.9と、前月比で3.4ポイント上昇し、2023年2月以来の高水準を記録した。製造業が「不況」水準にある中で、サービス業の底堅い需要が示された。発表後、ドル円は146.607から147.175まで上昇。週足の75SMAにまもなく到達しようとしている。

欧州市場は、英・中銀のベイリー総裁が英紙ガーディアンに対し、「英国経済は予想以上に回復力がある。インフレに関する良好なニュースが続けば、金利引き下げにもう少し積極的かつ大胆になる可能性がある」と発言。また、中東の紛争により原油価格が上昇することもあり得るとの見方も示したことも受け、ポンドは急落。ポンド円は194.383から192.116まで、ポンドドルは1.32458から1.30894まで下落した。

本日の指標は、15:45に仏・鉱工業生産、17:30に英・建設業PMI、21:30に米・雇用統計:非農業部門雇用者数、22:00に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、23:00に加・Ivey購買部協会指数が予定されている。米・雇用統計の結果に注目したい。

水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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