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英・消費者物価指数の結果に注目か

英・消費者物価指数の結果に注目か

英・消費者物価指数の結果に注目か

2025.10.22

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今後の主な経済指標

  1. 1 英・消費者物価指数
  2. 2 欧・ラガルドECB総裁の発言

昨日のアジア市場は、積極財政や金融緩和を重視する高市早苗氏が新首相に就任したことを受け、海外勢による円売りが進行。ドル円は152.174まで上昇した。これでドル円は3日連続の陽線となった。高市首相は就任後初の記者会見で「初閣議で経済対策の策定を指示し、物価高対策を講じる」と表明。また、「金融政策の手法は日銀に委ねるが、政府・日銀の連携を重視する」と強調し、「現段階でアコードを見直す考えはない」と述べた。

欧州市場は、米10年債利回りが3.94%台まで低下し、一時的にユーロ買い・ドル売りが入ったものの、米政府機関の一部閉鎖が近く終了するとの観測からユーロ売り・ドル買いが優勢に転じた。さらにロンドン・フィキシングに絡むユーロ売りが加わると、ユーロドルは1.15976まで下落。日足では一目均衡表の雲を下抜け、3日連続の陰線を記録しており、下落の勢いが増してきている。

本日の指標は、15:00に英・消費者物価指数、21:25に欧・ラガルドECB総裁の発言、23:30に米・週間原油在庫、25:35に米・バーFRB理事の発言、26:00に米・20年債入札が予定されている。英・消費者物価指数の結果に注目したい。

水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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