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2025.01.24
昨日の米国市場は、トランプ米大統領がダボス会議で「世界中で金利は下がるべきだ」と発言。政策金利の即時引き下げをFRBに求める考えを表明した。発言を受け、ドル円は156.382から155.959まで下落する円高・ドル安の動きが見られた。しかし、トランプ大統領が低金利を好む発言を繰り返していることから、市場はFRBの政策決定への影響については限定的と見ている。なお、FRBは28日と29日の会合で利下げを見送る見通し。
アジア市場は、日銀は本日の金融政策決定会合で政策金利を0.25%から0.5%へ引き上げる方針であると報道された。利上げは昨年7月以来で、0.5%は2008年10月以来約17年ぶりの高水準となる。春闘での大幅な賃上げ期待やトランプ米政権発足後の金融市場の安定が背景にある。また、市場では今回の利上げはほぼ織り込み済みとされている。
本日の指標は、正午前後に日・BOJ政策金利&声明発表、15:30に日・植田日銀総裁の記者会見、18:00に欧・製造業PMI、18:30に英・製造業PMI、19:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、23:45に米・製造業PMIが予定されている。日銀が予定通り追加利上げを行うか注目したい。