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2024.12.17
昨日の米国市場は、S&Pグローバルが12月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)を発表。結果は市場予想(49.8)を下回り48.3と、前月の49.7から低下した。生産指数も47.9から46.0に下がり、2020年5月以来の低水準となった。一方、サービス業PMIは58.5と3年2カ月ぶりの高水準で、総合PMIも56.6と22年3月以来の高水準に達した。企業はトランプ次期政権による規制緩和や減税に期待を寄せている。
欧州市場は、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁がリトアニアのビリニュスでの講演で、インフレ率が目標の2%に向けて低下し続ければ、さらなる利下げを行う方針を示した。今後のデータが基準を裏付ければ、利下げは明確な方向性とも述べ、現在の3%の預金金利が数回引き下げられる可能性を示唆した。さらに、成長の弱さと物価圧力の緩和を考慮し、現在の制約的な金利水準は正当化されないと指摘した。
本日の指標は、8:30に豪・ウエストパック消費者信頼感指数、16:00に英・失業率、18:00に独・IFO景況指数、22:30に加・消費者物価指数、米・小売売上高、23:15に米・鉱工業生産が予定されている。米・小売売上高の結果に注目したい。