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2024.12.11
昨日の米国市場は、米労働省が第3四半期の非農業部門の労働生産性を発表。結果は市場予想(1.5%)を下回り、単位労働コストは年率0.8%上昇。速報値の1.9%から大幅に下方修正された。物価上昇が鈍化しない状況が続く中、労働コストの伸び鈍化はインフレ見通しが良好であることを示唆し、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.25%の利下げ実施が予想されている。この結果は、FRBにとって歓迎される可能性が高いとされている。
オセアニア市場は、豪・準備銀行(中央銀行)が金融政策決定会合で、政策金利を4.35%に据え置くことを決定した。据え置きは9会合連続で、市場の予想通りの結果となった。また、消費者物価指数(CPI)を目標水準に戻す決意が示された。これを受け、豪ドルは一時0.9%下落。基調的インフレ率は依然高いものの、インフレ上振れリスクは緩和し、CPIが目標に戻る見込みが強まりつつある。
本日の指標は、8:50に日・国内企業物価指数、22:30に米・消費者物価指数、23:45に加・BOC政策金利&声明発表、24:30に加・マックレムBOC総裁の記者会見、24:30に米・週間原油在庫が予定されている。米・消費者物価指数の結果に注目したい。