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米・ISM製造業景況指数の結果に注目か

米・ISM製造業景況指数の結果に注目か

米・ISM製造業景況指数の結果に注目か

2024.10.01

今後の主な経済指標

  1. 1 欧・消費者物価指数
  2. 2 米・ISM製造業景況指数

昨日の米国市場は、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が発言。連邦公開市場委員会(FOMC)では時間とともに政策金利を引き下げる方針を示したが、利下げを急ぐ必要はないと強調した。ドル円の月足は3か月連続で陰線になっており、20SMAを下回っているものの、今年1月の始値はまだ実体で下回ることができていない。

欧州市場は、英・国立統計局(ONS)が第2四半期の国内総生産(GDP)を発表。結果は市場予想(0.9%増)を下回り、前期比0.5%増だった。一方、独・連邦統計庁が9月の消費者物価指数(CPI)を発表。結果はEU基準(HICP)で前年同月比1.8%上昇と、8月の2.0%から伸び率が鈍化。欧州中央銀行(ECB)の2%インフレ目標を下回り、10月の追加利下げが予測されている。ユーロドルの月足は2か月連続で75SMAに上値を抑えられている形となっており、ポンドドルの月足は手堅く上昇している。

本日の指標は、8:50に日・日銀金融政策決定会合における主な意見の公表、10:30に豪・小売売上高、18:00に欧・消費者物価指数、23:00に米・ISM製造業景況指数、米・JOLTS求人が予定されている。米・ISM製造業景況指数の結果に注目したい。

水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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