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日本が休場の中で円買いが継続するか注目か

日本が休場の中で円買いが継続するか注目か

日本が休場の中で円買いが継続するか注目か

2024.09.16

今後の主な経済指標

  1. 1 加・製造業出荷
  2. 2 米・NY連銀製造業景気指数

先週末の米国市場は、ミシガン大学が9月の消費者信頼感指数を発表。結果は69.0となり、前月の67.9から上昇。4カ月ぶりの高水準を記録した。一方、1年先のインフレ期待が4カ月続けて低下し、家計所得の改善が消費者信頼感を押し上げた。5年先の期待インフレ率は3.1%に上昇し、昨年12月以来の高水準となった。金/米ドルは史上最高値を更新し、2,586.160まで上昇。週足は大きな陽線となった。また、ドル円の週足の実体は今年1月初めの安値を下回っており、円の強さが伺える。

欧州市場は、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は、イタリア閣僚が先日の0.25%利下げを不十分と指摘したことに対し、「ECBは政治的圧力を受けない独立機関である。景気悪化が顕著な場合、10月の追加利下げも検討するが、主要な決定は12月に行う」と述べた。ユーロドルの週足は下髭陰線で終え、200SMAに支えられており、日足は20SMAに上値を抑えられている。

本日の指標は、15:30にス・生産者輸入価格、18:00に欧・貿易収支、21:30に加・製造業出荷、米・NY連銀製造業景気指数が予定されている。日本が祝日で休場の中、円買いの流れが継続するか注目したい。

水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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