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多くの国の金融市場で休場・短縮取引に注意か

多くの国の金融市場で休場・短縮取引に注意か

多くの国の金融市場で休場・短縮取引に注意か

2024.12.24

今後の主な経済指標

  1. 1 日・BOJ議事要旨公表
  2. 2 豪・RBA議事録公表

昨日の米国市場は、米調査会社コンファレンス・ボードが12月の米消費者信頼感指数を発表。結果は104.7と前月改定値から8.1ポイント低下し、3カ月ぶりの低水準となった。トランプ次期大統領の関税強化策への懸念から、現況と見通しがともに悪化している。一方、米商務省が11月新築住宅販売件数を発表。結果は前月比5.9%増の66万4,000戸で、2カ月ぶりの高水準を記録。販売価格の低下が需要増に寄与し、前年同月比で8.7%増となったが、市場予想(67万5,000戸)には届かなかった。

欧州市場は、英国立統計局(ONS)が第3四半期GDPを発表。結果は速報値の0.1%増から横ばいに下方修正された。サービス部門が横ばい、生産が0.4%減少し、建設部門の0.7%増加を相殺した。また、第2四半期の成長率も0.5%から0.4%に下方改定されている。アナリストは後半の成長停止を指摘している。

本日の指標は、8:50に日・BOJ議事要旨公表、9:30に豪・RBA議事録公表、24:00に米・リッチモンド連銀製造業指数、25:30に米・5年債入札が予定されている。クリスマス前日で多くの国の金融市場が休場や短縮取引となっていることに注意したい。

水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

著者:水島 新吾(みずしま・しんご)

エネルギー商社の現地法人から外資系投資銀行への転職を機に金融の世界へ。香港、シンガポール、ロンドンで債券トレーダーとして長くキャリアを重ねる。現在は、独立系ファンドのアドバイザーを務めつつ、為替から株式、債券、商品まで幅広く手がける。ファンダメンタル分析に重きを置いた手堅いトレードが身上。

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